東京高検検事長の定年延長が決まった、
検察省ナンバー2と言われている今、話題の黒川弘務ですが
黒川弘務って誰?
そう思ったのは私だけではないと思います。
「検察の偉い人」なんだなーというのは何となくわかります。
しかし、一体どんな人なんでしょうか?
生い立ちは?出身や高校や大学はどこ?
これまでどんなことをしてきたんでしょうか?
政府は今回の人事について「重大かつ複雑、困難な事件の捜査・公判に対応するため」と言っていますが、
これまでどんな事件に関わってきたのでしょうか?
そこで今話題の黒川弘務のプロフィールについて徹底調査しました。
そして、調べてみてわかった、 驚くべき『エリート検事』黒川弘務の経歴とは?
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黒川弘務の経歴を調べてみた!
黒川弘務(くろかわひろむ)は1957年2月9日生まれ、東京都出身です。
1983年、検事に任官されます。ここから黒川の驚きの経歴が始まります。
東京地方検察庁検事、新潟地方検察庁、名古屋地方検察庁、
青森地方検察庁等の地方検察庁に勤務しました。その後、法務省へ異動してます。
この法務省時代、黒川は『裁判員制度』の整備や『司法制度改革』を進めていた中心人物でした。
法務省では秘書課、刑事局、大臣官房秘書課、司法法制部に勤務し、
2001年に大臣官房司法法制部の司法法制課長に就任しました。
2005年には『エリートの関門』といわれている刑事局総務課長に就任。
その後も順調に出世の階段を上っていき2006年大臣官房秘書課長、
2008年1月官房審議官へ。
2010年の8月に松山地方検察庁検事正へ異動となりますが、
これは途中で小さな地検の検事正を経験するというエリート検事お決まりのキャリアコースにしたがったもの。
そのため、この2か月後の10月には法務省大臣官房付へ異動。
そして大阪地検特捜部の主任検事証拠改ざん事件で発足した「検察の在り方検討会議」の事務局を務めています。
2011年に法務省大臣官房長に就任しました。その後2016年に法務事務次官、2019年に東京高等検察庁検事長になりました。
ここで今ニュースを賑わせている2020年63歳を迎える黒川の任期延長が閣議決定されたという内容につながるわけです。
この経歴を見る限り、まさに「エリート中のエリート」という感じですね。次は黒川弘務の出身高校や大学についての調査結果です。
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黒川弘務の出身高校や大学を調査!
残念ながら、生い立ちや出身中学、高校については、
全く情報がなくインターネット上では公開されていませんでした。
しかし大学は東京大学法学部で1981年に卒業、
検察の司法修習生35期生になっています。
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黒川弘務のプロフィールまとめ!
ここからは黒川弘務のプロフィールや
これまで関わってきた事件について紹介したいと思います。
黒川弘務は東京大学法学部を卒業し検事に仕官したあと、
法務省で長期にわたり勤務し、その後官房長や事務次官などを歴任しています。
法務省時代にはロス疑惑事件、薬害エイズ事件、リクルート事件、そして2004年には、
小沢一郎が4億円を出して東京都世田谷区の土地を購入し、
政治資金収支報告にウソの記述をしたとされている「陸山会事件」など、
当時世間で話題となった数々の有名な難事件の捜査に関わった中心人物としても知られています。
さらには、2019年末に再逮捕された日産自動車前会長、
カルロス・ゴーン被告逃亡事件の捜査指揮に当たっていたり、
政権の看板の一つでもあるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業汚職事件でも黒川は積極的に進めた一人とされています。
これらの経歴を見てわかる通り、黒川さんが関わってきた数々の有名な事件。
政府が今回の人事について「重大かつ複雑、困難な事件の捜査・公判に対応するため」
と言っているのも頷ける経歴となっています。
また法務省官房長、法務事務次官を務めてからは、
共謀罪法案、入管法改正案について取り仕切り、
「よろず法律相談所」として頼りにされていて、
発言力も強く、官邸の守護神とも言われています。
ちなみに、検事には「現場派」と「赤レンガ派」と呼ばれる人たちがいますが、
黒川弘務は現場より法務省での勤務が長い「赤れんが派」で、
出世競争に勝ちあがってきた「エリート中のエリート」です。
なお、黒川さん著作の本は以下のようです。
黒川弘務・坂田吉郎・髙木佳子著 『Q&A弁護士法人法』 商事法務研究会、2002年3月
黒川弘務・坂田吉郎著 『わかりやすい弁護士法人制度』有斐閣、2002年5月
黒川弘務・石山宏樹著 『実務サービサー法225問』商事法務研究会、2011年3月
黒川弘務著『逐条解説 サービサー法[四訂版]』金融財政事情研究会、2012年5月
以上
黒川弘務の経歴や出身高校や大学について調査しましたが、 いかがでしたでしょうか?
冒頭での「黒川弘務とはどんな人物なのか?」というニュースを見て誰もが考えたこの質問への答えには、
黒川弘務とは、これまで世間で話題となってきた数々の難事件に関わってきた、
東大法学部卒業の『検察のエリート』という呼び名が相応しい人物のようです。